シーラントとは、奥歯の溝に接着力のあるプラスチックを埋める虫歯予防法です。この樹脂は虫歯治療後に使う詰め物と同じレジンでできています。レジンをきちんと埋めれば奥歯は虫歯になりません。
奥歯の溝は複雑な形をしているため、毎日歯磨きをしていても歯ブラシが届かずに虫歯になってしまうケースがあります。そこでシーラントで、奥歯の溝をふさげば奥歯の虫歯を防ぐことができるのです。シーラントは特に、生えたての奥歯の永久歯に効果的な方法であるため、主に小児歯科で採用されています(6~13歳頃)。
処置時間
歯の表面を隅々まできれいに磨き、奥歯の溝をプラスチックでふさぐだけの処置なので、約10~15分で終わります。
注意点
「シーラントを詰めたから安心!」というわけではなく、歯と歯の間やシーラントを詰めた周りがしっかり磨けていないと虫歯になってしまうことも……。また、シーラントは薄いので割れてしまう場合もあり、割れたままにしているとシーラントをしていないときよりも虫歯になりやすくなってしまいます。シーラントをしたら、その後も定期的に歯医者でチェックをしてもらいましょう!